フランス南東部のアルプス山脈にあるティニュ(Tignes)スキー場で13日午前10時35分ごろ(現地時間)、雪崩が発生し、フランス人4人が死亡した。AFP通信などが伝えた。
雪崩の幅は400メートルほどで、滑走コース外を滑っていた親子3人とガイド1人を襲った。標高2,100メートルの現場では救助隊員約40人と救助犬、ヘリ2機が出動し、他に被害者がいないか捜索に当たった。当初は9人が巻き込まれたとされていた。
この日の雪崩発生リスクは5段階の上から3番目で、予測不能な大規模雪崩が起こる可能性は低いとされていた。今シーズンはアルプス山脈とピレネー山脈で、13日までに13件の事故が報告されており、3人が命を落としている。
なお隣国イタリアでは1月、中部のアペニン山脈グランサッソ(Gran Sasso)のホテルで雪崩が発生し、29人が死亡した。一帯は連日の大雪に見舞われていたことに加え、マグニチュード(M)5規模の地震が立て続けに起きていた。[環境ニュース]
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