イタリア北部の大気汚染やスモッグをめぐり、欧州委員会が罰金を科す可能性がある。同委が6日公表した、環境政策に関する報告書を元に、ザ・ローカルなどが伝えた。
この報告書は、欧州連合(EU)の環境法令への準拠状況を加盟国別に評価し、問題が深刻化する前にその解決策を提示することを目的としている。イタリアについては、廃棄物処理と水道インフラ、大気汚染に関して早急な改善策を講じる必要があると警告。南部では廃水処理を持続的な問題として挙げたほか、北部ではロンバルディア州クレモナ(Cremona)を筆頭に、EUの大気汚染規制に違反していると指摘。後者については先に、最大10億ユーロの罰金を科す可能性を示唆している。
南部については廃棄物の埋め立てでも問題視。改善策として、埋め立てへの課税を勧めている。[環境ニュース][EU規制]
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