伊二輪大手ピアジオ傘下で、革新的な交通手段を研究する米ピアジオ・ファスト・フォワード(PFF)は、歩行時などに荷物の運搬を補助する円柱型の二輪ロボット「ジータ(Gita)」を発表した。高さ66センチの自走式ロボットは、最大18キログラムの運搬が可能だ。
「ジータ」は、イタリア語で小旅行の意。使用者は正面にカメラの付いた白いベルトを装着し、「ジータ」側のカメラがベルトを追跡。「ジータ」はその際、周辺環境の立体マップを作成して障害物を回避する。ロボットは使用者の後ろを伴走し、操作する必要はない。最高時速は約35キロメートルと自転車のスピードにも対応し、最長8時間の連続走行が可能だ。
ピアジオは半年以内に「ジータ」のテスト運用を開始する予定。また最大100キロの荷物を運べる三輪バージョン「キロ(Kilo)」も併せて発表している。
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