• 印刷する

シュツットガルト、独で最も大気汚染が深刻

ドイツで最も大気汚染が深刻なのはシュツットガルト――。ドイツ連邦環境省(UBA)が公表した最新の年次調査から、こうした事実が分かった。ザ・ローカルが伝えた。

調査では、大気汚染物質である二酸化窒素(NO2)の濃度を測定。基準値は1立方メートル当たり40マイクログラムだが、交通量の多い道路の57%でこれを上回った。NO2濃度が最も高かった10本中3本は、シュツットガルトの道路で、うち1本では基準値の2倍以上の82マイクログラムに達した。このほかミュンヘン、ケルン、デュッセルドルフ、ハンブルク、キールなどの車道がワースト10位に入った。

一方、大気中の粉じんの濃度については、欧州連合(EU)が定める基準値を上回ったのはシュツットガルトだけで、全国的には2000年以降で最も低下した。

NO2による大気汚染は、ディーゼル車が主因とされる。ディーゼル車はガソリン車と比べて温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない反面、NO2の排出量が多いためで、世界各地の大都市ではディーゼル車の通行を禁止する動きが高まっている。昨年12月には、パリ、マドリード、アテネ、メキシコ市の4都市が2025年までにディーゼル車を市内から締め出すと宣言。ノルウェーのオスロでも1月17日から数日間にわたり市内でのディーゼル車の通行を一時禁止する施策を講じている。[EU規制][環境ニュース]


関連国・地域: ドイツフランスギリシャスペインノルウェー中南米
関連業種: 自動車・二輪車運輸マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、総選挙勝利に自信 ショルツ氏に「奇跡は起きない」(02/21)

メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表(02/21)

自動車部品ボッシュ、SOFC事業から撤退(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

ベルリンの公共交通機関、48時間スト突入(02/21)

代替肉キンダ、300万ユーロ調達(02/21)

生産者物価、1月は0.5%上昇(02/21)

独の電気代は「高すぎる」 AfD党首、原発回帰訴え(02/20)

タイヤのコンチ、R&D職を3千人削減(02/20)

6州の交通機関、21日にスト=賃上げへ圧力(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン