ドイツ連邦統計庁は27日、2016年末時点の国内総人口(速報値)が8,280万人となり、過去最多を記録したと発表した。移民数の大幅な増加を背景に、1年前から約60万人増加。14年ぶりに記録を更新した。
昨年の移民の純増数は75万人。過去23年で最多となった2015年の110万人からは減少したが、依然として高水準にある。出生数から死亡数を差し引いた人数は15万~19万人になるとみられ、自然減傾向が強まっている。
ドイツ内務省は先に、昨年のドイツへの難民流入数が28万人となり、2015年の89万人から3分の1に減少したと明らかにした。一方、難民による正式な申請手続きは1年前から56.4%増加。申請者の出身国で最も多かったのはシリアで、これにアフガニスタン、イラクが続いた。
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