ポーランドで外国人労働者が急増している。労働省がまとめた概算書を元に、ワルシャワ・ボイスが25日伝えた。
それによると、2016年に季節雇用された外国人労働者数は過去最高の130万人に上り、前年から66%以上増加した。正規雇用向けの労働許可証の発行件数も12万3,000件となり、前年から倍増している。
外国人労働者の大部分は隣国のウクライナ出身者が占める。ただ、中銀のポーランド国立銀行(NBP)の経済研究所員によると、ウクライナからの労働者がポーランドの人口全体に占める割合は依然として低いことから、労働市場や給与水準に与える影響は限定的という。
なお、経済紙プルス・ビジネス(Puls Biznesu)が2015年秋に調査機関IQSに委託して行った調査では、ポーランド国民の約4分の3が、移民労働者は不要と回答した。ただ、大多数は移民労働者を脅威として認識しておらず、移民労働者により失職する可能性があるとしたのはわずか17%だった。[労務]
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