英王室は1日、エリザベス女王が恒例の新年礼拝を欠席したと発表した。「重い風邪」から完全に回復していないため。クリスマスに続き、療養を理由に礼拝への参列を見送った格好だ。ロイター通信などが伝えた。
エリザベス女王と夫のフィリップ殿下は、クリスマス前に体調を崩し、年末年始に滞在する英東部ノーフォークのサンドリンガムハウス行きを1日延期した経緯がある。移動手段も旅程を短縮するため、通常の鉄道からヘリコプターに変更した。その後、フィリップ殿下は体調が回復し、クリスマス礼拝と新年礼拝の両方に参列した。
エリザベス女王は昨年4月21日、90歳の誕生日を迎えた。2015年9月9日には、在位期間が高祖母に当たるビクトリア女王(在位1837~1901年)の2万3,226日16時間23分を超過。英王室史上で最長記録を更新している。近年は高齢のため、公務を減らしているものの、健康状態はおおむね良好とされる。
なお、フィリップ殿下も95歳と高齢だが、2016年には100件以上の公務を遂行している。
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