ロンドン南郊クロイドンで9日午前6時ごろ(現地時間)、トラム2両が横転し、少なくとも7人が死亡、50人以上が負傷した。交通警察は運転士1人を逮捕。鉄道事故捜査当局は詳しい事故原因を調べている。BBC電子版などが伝えた。
トラムは急カーブのある分岐点で横転。近隣住民によると事故当時は大雨が降っており、坂を下る際にスピードを出し過ぎたとみられる。カーン・ロンドン市長は事故を受け、犠牲者に哀悼の意を示すとともに「事態の収拾と負傷者の手当てに最大限努める」と述べた。
クロイドン・トラムリンクは2000年5月に運行を開始。ロンドン唯一のトラムで、イーストクロイドン経由でウィンブルドンやベッケナム・ジャンクション、エルマーズ・エンド、ニュー・アディントンに延びる4路線から成る。昨年度は2,700万人超が利用した。
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