• 印刷する

独政府、EU移民の失業手当を5年間認めず

ドイツ政府は12日、欧州連合(EU)加盟国出身の失業者について、入国から5年間は失業手当の受給資格を認めないとする新たな法案を閣議承認した。ドイチェ・ウェレが伝えた。

新法案は連立与党・社会民主党(SPD)所属のナーレス労働社会相が草案を作成。メルケル首相率いるキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)もこれを積極的に支持する考えを示していた。

独連邦裁判所は昨年、EU市民は入国から半年以上が経過すれば誰でも失業手当の申請資格が与えられるとの判断を下した。しかし、こうした権利を認めれば、生活水準の低い国々から失業手当を目当てにドイツを目指す人が増えるとの懸念が高まっていた。

域内移民への福祉制限は、英国のEU離脱をめぐる国民投票でも大きな焦点となっていた。EUのトゥスク大統領は投票に先立ち、英国の要求通り福祉補助を4年間停止できる「緊急停止権」を導入する妥協案も打ち出していた。[労務]


関連国・地域: 英国ドイツEU
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

カズトランスオイル、初のEUオフィス開設(12/24)

レオニ、ルーマニア西部の工場を来年閉鎖へ(12/24)

VW、代理店モデルを終了へ ディーラー販売に回帰=欧州EV(12/24)

メルセデス、米国各州と和解=排ガス不正(12/24)

ポルシェ、中国でEV充電網の廃止計画(12/24)

防衛ラインメタル、ポーランド社と技術契約(12/24)

軍用ドローンのスターク、弾頭試験に成功(12/24)

高速道路A45号線、高架橋が4年ぶり再開通(12/24)

有権者の17%、メルツ政権の来年崩壊を予想(12/24)

副首相、ICE固執に警鐘 「モビリティーの未来は電動」(12/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン