• 印刷する

ドイツ、出生率が上昇傾向を回復

ドイツで出生率が上向き傾向を回復している。1973年生まれの女性の合計特殊出生率は1.56と、過去最低だった1968年生まれの1.49から上昇した。連邦人口研究所(BiB)の最新調査で明らかになった。

合計特殊出生率は1人の女性が一生に産む子供の平均数で、1950年代から始まるドイツのベビーブーム世代の母親に相当する1930年代半ば生まれの女性が2.22を記録した後は、35年以上にわたって下落傾向が続いていた。

合計特殊出生率は2.1が人口増加と減少の境目とされるが、ドイツでは1930年代後半以降は2を割り込んでいる。連邦統計庁は昨年4月、ドイツの総人口は2013年の8,080万人から2060年には6,760万〜7,310万人に減少するとの見通しを示した。

なおドイツでは全人口の5人に1人が65歳以上で、大衆紙ウェルトによると、この割合は向こう20年で3人に1人になるとの試算もある。高齢化の進行に伴い、年金負担や医療費の拡大が懸念されている。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済雇用・労務社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

独業界団体と労組、撤回要求 35年のICE車禁止は「不可能」(09/15)

モンテネグロ、28年のEU加盟目指す(09/15)

ノバ・バンク、ストックホルム上場を検討(09/15)

独西部でスタートアップ祭典 <独自>2回目開催=環境に焦点(09/15)

今年の輸出、2.5%縮小予測=貿易業連合会(09/15)

鉄鋼業界、16日から賃金交渉=8.2万人対象(09/15)

ルフトハンザ、6月までにITA株9割に(09/15)

ルフトハンザ操縦士、スト実施問う投票開始(09/15)

インフレ率、8月は2.2%に加速=改定値(09/15)

ベルリンの停電、60時間後に完全復旧(09/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン