英諜報機関の秘密情報部(SIS、通称MI6)は、2020年までに1,000人を増員する計画だ。ITの革新による事業環境の変化に対応し、情報管理を強化する目的。BBC電子版などが21日伝えた。
今回の増員は、昨年11月の戦略的国防・安全保障見直し(SDSR)の一環として行われる。当時のオズボーン前財務相は、新機関「国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)」と政府通信本部(GCHQ)、情報局保安部(MI5)、MI6で合わせて1,900人を増員する方針を明らかにしていた。
MI6のアレックス・ヤンガー長官は20日、情報革命によって事業を取り巻く環境が根本的に変わり、この変化を捉え、対応していかなければならないと話していた。この増員計画は、外部への情報漏えいを防ぐための管理強化の目的もあり、増員後の従業員数は3,500人弱になる見通し。[労務]
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