2年に1度開催される世界最大級の映像機器見本市「フォトキナ(Photokina)」が20日、ケルンで開幕した。25日までの日程で、各社がカメラなど映像機器や撮影用照明機器、画像処理ソフトなど最新技術を披露する。前回は51カ国から1,074社が出展し、約18万3,000人が訪れた。
技術の進歩により展示内容も変化し、360度カメラや360度動画カメラ、超高画質(Ultra HD)技術、仮想現実技術、クラウドストレージ、スマートフォンのアプリ、モノのインターネット(IoT)、家庭用のコネクテッドカメラなどに広がっている。
日系メーカーでは、ニコンが同社初のアクションカメラ「キー・ミッション」3種を公開。中でも「キー・ミッション360」は全方位の動画撮影が可能なもの。パナソニックは「LUMIX」シリーズで動画撮影対応のミラーレスカメラ「GH5」を発表した。これを来年前半にも発売する。ソニーはレンズ交換式デジタル一眼カメラの新商品「α99II」を公開し、キヤノンが「イオスE5」、富士フイルムが「GFX」と、それぞれ新型ミラーレス一眼レフカメラを出展した。米ゴープロは、同社初の空中動画撮影用ドローン「カルマ(Karma)」を披露している。
このほか会場では、独ライカメラが著名写真家たちの400点以上の写真を集めた展示や10人余りの新人写真家による写真展を開いている。
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