英豪資本の資源大手リオ・ティントは22日、インド中部マディヤプラデシュ州で進めていたダイヤモンド鉱山の開発事業から撤退すると発表した。PTI通信が伝えた。
リオが開発を手掛けていたのは、同州のブンダー鉱山。同社は2010年に州政府と開発について合意し、220億ルピー(3億2,700万ドル)超を投資する予定だった。
リオは撤退の理由について、「キャッシュフローの改善とコスト削減を通じて株主価値を高める取り組みの一環」と説明。鉱山の開発事業を第三者に引き継ぐ方向で中央政府や州政府と協議していると明らかにした。
ブンダー鉱山の推定埋蔵量は2,740万カラット。同鉱山の操業が開始されれば、マディヤプラデシュ州は世界で上位10カ所に入るダイヤモンド産地になるとみられている。【NNAインド】
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