• 印刷する

独裁判所、夜学でのニカブ着用禁止を支持

ドイツの裁判所は22日、イスラム教徒の女性が目以外の顔全体を覆うニカブを、教室で着用するのを禁じた学校の方針を支持する判決を下した。ロイター通信が伝えた。

この裁判は、ドイツ北西部オスナブリュック(Osnabruck)の夜間学校で、18歳の少女がニカブ着用を理由に入学許可を取り消されたことに端を発する。学校側は少女の服装が、教育の場に必要な生徒同士の自由なコミュニケーションを妨げると説明。また本人かどうか確認できず替え玉受験など不正疑惑を生むと主張。一方、少女は「ニカブの着用は宗教上の義務」であり、授業前に女性教師に顔を見せるのは構わないと反論していた。

少女はこの日、地元の行政裁判所に出廷する予定だったが、メディアの注目を浴びたこともあり裁判を欠席。このため裁判所は少女の訴えを却下した。

デメジエール内相は先に、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)に所属する各州内相と採択した難民・テロ問題をめぐる共同宣言の一環で、ブルカなど顔全体を覆うベールを一部禁止する方針を明らかにしていた。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 繊維マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、総選挙勝利に自信 ショルツ氏に「奇跡は起きない」(02/21)

メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表(02/21)

自動車部品ボッシュ、SOFC事業から撤退(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

ベルリンの公共交通機関、48時間スト突入(02/21)

代替肉キンダ、300万ユーロ調達(02/21)

生産者物価、1月は0.5%上昇(02/21)

独の電気代は「高すぎる」 AfD党首、原発回帰訴え(02/20)

タイヤのコンチ、R&D職を3千人削減(02/20)

6州の交通機関、21日にスト=賃上げへ圧力(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン