• 印刷する

仏下院、非常事態宣言の延長可決

仏国民議会(下院に相当、定数577)は20日、非常事態宣言をさらに6カ月延長し来年1月末までとする法案を、489対26の賛成多数で可決した。同宣言は昨年11月のパリ同時多発テロ後に発令され、7月26日付で解除される予定だったが、南東部ニースで14日に起きたトラック突入テロを受け政府は急きょ方針を転換した。延長はこれで4度目。AFP通信などが伝えた。

法案は元老院(上院に相当、定数348)の承認を経て成立する見通し。

非常事態宣言の発令下では、警察は令状がなくとも「安全や公の秩序」への脅威と見なされる行為があった場合、当該人物を自宅監禁できるほか、容疑者宅の家宅捜索などを行える。さらに今回は、令状なしで荷物や車両を審査する権限を付与している。

バルス首相は議会で、「さらなる攻撃が発生し、罪のない人々が犠牲になるだろう。われわれはこの恐怖に決して慣れてはいけないが、脅威と共に生きることを学ばなければならない」と警鐘を鳴らした。


関連国・地域: フランス
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

EDF、コルドメ発電所を原発施設に転換へ(05/30)

仏伊首脳、6月3日にローマで会談へ(05/30)

仏・インドネシア首脳会談=防衛協定に調印(05/29)

レミーコアントロー、新CEO就任へ(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

エクソンモービル、仏子会社売却で独占交渉(05/29)

RTE、洋上風力ケーブル工場の誘致検討(05/28)

インフレ率、5月は0.7%=速報値(05/28)

カジノ、モロッコで210店舗を出店へ(05/28)

DSスミス買収の米社、英拠点5カ所閉鎖へ(05/28)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン