水の都ベネチアの観光名所サンマルコ広場で、観光客が操縦していた空撮用小型無人機(ドローン)が墜落した。幸いけが人はなかったものの、警察は紛失物としてドローンの返却を求めた本人に対し、航空法違反で罰金を科した。ザ・ローカルが6日伝えた。
重量2キログラムのドローンは、プンタ・デッラ・ドガーナ現代美術館の上空を低空飛行していたが、その後、運河を越えて対岸のサンマルコ広場に墜落。イタリアの航空法では、ドローンの飛行可能空域は地上70メートル以下、操縦者から半径150メートル以内と定められている。今回の罰金額は明らかにされていないものの、最大11万3,000ユーロに上る可能性があるという。
ローマでも4月、世界遺産のコロッセオ上空で空撮を行ったフランス人観光客が逮捕されている。
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