ドイツへの難民流入数が激減している。独紙ライニッシェ・ポストがドイツ連邦警察局から入手した情報によると、6月は4,900人と、5月の1万6,300人から著しく減少した。バルカン半島を経てドイツなどを目指す難民の通過経路「西バルカンルート」の構成国が3月、相次いで入国管理を厳格化したことや、欧州連合(EU)とトルコが不法難民の強制送還で合意したことが背景にある。
難民流入数は今年に入り減少傾向にある。1~6月の累計では21万1,000人で、2015年11月単月の実績を下回った。
なお6月に流入した難民のうち、3,050人はオーストリアから入国している。
連邦移民・難民庁(BAMF)は2015年に提出された分を含め、なおも50万件近い難民申請が未処理のままという。
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