与党・法と正義(PiS)は2日、党大会を開きカチンスキ党首の続投を決めた。任期は3年。党首選ではほかに候補者はおらず、支持が1,008票、反対が7票、棄権が1票だった。ワルシャワ・ボイスが伝えた。
右派のPiSは欧州連合(EU)懐疑派で、難民受け入れに反対している。昨年10月の総選挙では中道右派の市民プラットフォーム(PO)に圧勝して政権を奪取。シドゥウォ副党首を首相とする新内閣が発足した。また、昨年5月の大統領選では、PiSのドゥダ氏が市民プラットフォーム(PO)のコモロフスキ氏を破って大統領に就任した。
カチンスキ氏は昨年の選挙での勝利を振り返り、「勝利には頑固さ、強じん性、決意が重要だが、創造性を示せたことが極めて重要。メディアには無視されたが、代替手段があることを社会に示せた」と自賛した。また間もなく憲法の改正案を提示する方針も明らかにした。なおEU離脱を決めた英国については、「EU側は英国を横柄に扱っている」として、英国がEUに戻れるチャンスを与えられるように、手を差し伸べる必要があるとの考えを示した。
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