• 印刷する

フィッチ、欧州の大手銀4行を格下げ

英米信用格付け会社フィッチ・レーティングスは15日、欧州の大手銀行4行と米国の3行の長期信用格付けを引き下げたと発表した。欧州では英バークレイズとクレディスイスが2段階、仏BNPパリバとドイツ銀行が1段階の引き下げとなった。フィッチは、金融市場の厳しさが増す中で、こうした大手行は特に影響を受けやすいと指摘している。

各行の発行体デフォルト格付け(IDR)は、バークレイズとクレディスイスが「AA―」から「A」に、ドイツ銀とBNPは「AAマイナス」から「A+」となったほか、バンク・オブ・アメリカとシティグループ、ゴールドマン・サックスが「A+」から「A」に格下げとなった。

スイスのUBSについては10月に格下げしており、今回は対象とならなかった。また仏ソシエテ・ジェネラルと米モルガン・スタンレーはIDRの格下げは免れたものの、新たに採用された基準の「存続性格付け(VR)」を引き下げられた。

フィッチは各行の資本増強や資金流動性の維持は認めながらも、新たな規制強化が金融機関の業績を悪化させるとの懸念を示している。


関連国・地域: 英国ドイツフランスEUスイス米国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

EUと英、炭素市場の連携向け協議開始へ(11/14)

仏議会、年金改革の延期を可決=27年以降に(11/14)

EU、米グーグルの不正操作対策を調査(11/14)

ユーロ圏鉱工業生産、9月は0.2%増加(11/14)

英国、露産LNG輸出への保険提供など禁止(11/14)

EU、農家向け補助制度の規制緩和で合意(11/13)

在欧中国企業、6年連続で「事業環境悪化」(11/13)

豊田自動織機、欧米物流事業を再編へ(11/13)

EU、AI規制改正でデータ保護要件緩和も(11/12)

イネオス、欧州委に調査要求 化学品10品目にダンピングの疑い(11/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン