• 印刷する

AT&T、独テレコムの米携帯子会社買収を断念

米通信大手AT&Tは19日、独同業ドイツテレコムの米携帯電話子会社TモバイルUSAの買収を断念すると発表した。AT&Tは当初の取り決めにより、取引不成立の場合の費用として30億ドルをドイツテレコムに支払う。

この買収計画をめぐっては、米司法省が競争上の懸念から差し止めを求めて提訴しており、ブルームバーグによれば両社は訴訟継続には費用がかかりすぎるとの点で一致したという。

AT&Tは3月、TモバイルUSAを390億ドルで買収することで合意。だが、競合上の問題から米連邦通信委員会(FCC)が反対し、米司法省も8月末に提訴。その後、両社は11月末にFCCへの申請を撤回し、先週には訴訟についてワシントン連邦地裁が審理延期を決めたことで、取引は頓挫する可能性が高まっていた。

ドイツテレコムは売却で調達した資金を債務の返済や自社株買い戻し、欧州での投資に振り向ける計画だった。ドイツテレコムのオーバーマン最高経営責任者(CEO)は20日、今後の米携帯電話事業について長期計画で取り組む考えを示したが、売却に代わる具体案には言及しなかった。


関連国・地域: ドイツ米国
関連業種: 金融IT・通信マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

車業界、半導体不足に警鐘 ネクスペリア輸出規制巡り懸念(10/23)

米中の港湾使用料、欧州の自動車輸出に影響(10/23)

自動車部品ベバスト、事業再編へ資金調達(10/23)

ユーロスター、2階建て車両を31年に導入へ(10/23)

独とノルウェー、加と潜水艦建造で協議(10/23)

独仏、鳥インフルの警戒レベル引き上げ(10/23)

中国、独の最大の貿易相手国に返り咲き(10/23)

ビールのフェルティンス、カラモルツを買収(10/23)

ホスピタリティー産業、8月は3.5%減収(10/23)

極右AfDとの協力否定 メルツ首相、対決路線を継続(10/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン