英中銀イングランド銀行による12月の金利据え置きは前月に続き全会一致の決定だったことが、21日に公開された金融政策委員会(MPC)の議事録で明らかになった。また、量的緩和の規模の現状維持にも、全員が賛成している。
同行は7~8日に開いたMPCで政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことを決定。同時に、金融資産買い取りによる量的金融緩和策の規模も2,750億ポンドに維持することを決めた。10月には経済見通しの悪化を受け、規模を750億ポンド拡大させている。
ただ一部の委員からは、「11月の物価報告書で示されたインフレリスクのバランスを見ると、資産購入プログラムの規模をいずれ拡大することも正当化されるだろう」との意見が出た。しかし経済見通しが不透明な中、適切な政策方針を厳密に計ることは難しく、今の時点で買い取り規模を変更する利点はほとんどないとの意見で全会が一致した。
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