独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディは1日、米国市場での第2四半期(4~6月)の販売台数が、前年同期比19%減少したと発表した。減少は6四半期連続となり、これを受けて7月も米国での値上げを見送るとしている。
販売不振の要因は、厳しい市場環境とモデルチェンジにあるという。アウディは米国に工場を保有しておらず、トランプ米政権による関税政策を受けて米国での現地生産を検討。独週刊誌シュピーゲルによると、米南部を有力候補地とし、費用は最大40億ユーロと見積もっている。
アウディは米国で最も売れているスポーツタイプ多目的車(SUV)「Q5」をメキシコで生産。ただ、同モデルも29%減少するなど、苦戦が続いている。
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