• 印刷する

鉄鋼Aミタル、独でのグリーン鉄計画を中止

ルクセンブルクの鉄鋼大手アルセロール・ミタルは19日、ドイツの2工場で計画していたグリーンスチールの生産計画を中止すると発表した。エネルギーコストの高騰などを受け、ドイツでは採算が取れないと判断した。

グリーンスチールは、生産時の二酸化炭素(CO2)などの排出量を削減した鉄鋼材料。アルセロール・ミタルは独政府から13億ユーロの補助金を受け、北部ブレーメンと北東部アイゼンヒュッテンシュタット(Eisenhuettenstadt)の両工場で、グリーン水素を燃料とする炉への転換を目指していた。建設工事は今月までに開始する計画だった。

アルセロール・ミタル・ヨーロッパのヘルト・ファン・ポールボールド最高経営責任者(CEO)は「財政支援があっても脱炭素化計画を推進する価値や採算性が十分ではない」と指摘した。その上で、「欧州の鉄鋼業界は現在、脱炭素化の追加コストがなくても、前例のない厳しい状況に置かれている」と述べ、欧州委員会や各国政府の対策不足に懸念を示した。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツルクセンブルク
関連業種: 鉄鋼・金属マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

大型サウナのテルメ、英投資CVCと合弁(06/23)

アウディ、米国に工場建設も 南部で最大40億ユーロの投資案(06/23)

水電解装置GHS、破綻申請(06/23)

自動車業界、米関税で5億ユーロのコスト(06/23)

トヨタ、欧州の配送にFCトラック利用開始(06/23)

鉄鋼Aミタル、独でのグリーン鉄計画を中止(06/23)

保険アリアンツ、仏同業ユーロフィルを買収(06/23)

生産者物価、5月は1.2%低下(06/23)

ベルリンの家賃、過去10年で2倍超に上昇(06/23)

ふたが外れないのは「飲みにくい」=独調査(06/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン