ドイツ政府は18日の閣議で、住宅建設の促進策「建設ターボ」を承認した。建築法の複数の改正案で、建設計画の申請と許可の手続きを簡素化し、迅速な着工を可能にする。手頃な価格や賃料の住宅が慢性的に不足している状況を改善する目的。9月以降の議会で可決を目指す。
2030年末までの時限措置。建築密度の基準緩和や階数の追加を可能にし、住居数を拡大することも盛り込んでいる。商業エリアの土地や建物を、住宅用に転用する手続きも迅速化する。
フーベルツ住宅・都市開発・建設相は「住宅建設計画は、許可が下りるまで平均5年かかっている。建設ターボで、わずか2カ月に短縮できる」と説明している。
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