独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の、商用車大手MANトラック&バスは16日、ミュンヘン本社工場で電動トラックの量産を開始したと発表した。生産能力は1日最大100台。製造ラインは従来のディーゼルモデルと共通で、注文によって、燃料タンクもしくはバッテリーを組み込むといった、柔軟な生産が可能だ。
幹部は「同じラインで電動モデルとディーゼルモデルを生産することで、市場の動向に機動的に対応でき、顧客からの注文順に車両を製造できる」と説明している。
MANは、トラックの全モデルに電動パワートレインを組み込めるようにするため、約4億ユーロの開発費を投じてきた。5,000人超の工場従業員が、電動トラックの本格生産に向け、高電圧システムに関する研修を受けた。
現在、約700台の電動トラックを受注している。年末までに1,000台の納入を目指している。
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