英国のリーブス財務相は4日、2031/32年度までの5年間で総額156億ポンドをイングランドの公共交通機関プロジェクトに拠出すると発表した。ロンドンやイングランド南東部以外の地方都市を対象に投資し、地域格差の解消を狙う。
ウエストヨークシャーでは、鉄道、バス、自転車道、歩道を総合的に開発する「ウエストヨークシャー・マス・トランジット」プロジェクトに21億ポンドを投じる。ウエストミッドランズでは、バーミンガムの地下鉄延伸工事に24億ポンドを拠出。グレーターマンチェスターでは、メトロリンク・トラムの停車場増設や路線延伸に25億ポンドを投資する。
このほか、サウスヨークシャー、リバプール都市圏、ノースイースト、ウエストオブイングランド、ティーバレー、イーストミッドランズの各地域のプロジェクトが投資対象となる。
今回の投資計画は、リーブス氏が11日に公表する支出見直し案の一部。同氏は今回の支出見直しでは、「国内の一部だけでなく、すべての地域への投資を原動力とする新たな経済モデル」を提示するとしている。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。