スイスの太陽電池大手マイヤー・ブルガー(Meyer Burger)は5月31日、ドイツ子会社のマイヤー・ブルガー・インダストリーズとマイヤー・ブルガー・ジャーマニーについて、破産申請を行ったと発表した。合わせて600人以上の雇用に影響が出るとみられる。
太陽電池の製造を手がけるマイヤー・ブルガー・インダストリーズは331人、技術開発を担うマイヤー・ブルガー・ジャーマニーは289人をそれぞれ雇用。2社はいずれも資金繰りが悪化しており、今後は裁判所が任命する管財人の管理化に入る。マイヤー・ブルガーは併せて、31日が期限となっていた2024年度決算発表の延期を要請した。
同社は4月、資材不足を理由に独東部ザクセンアンハルト州タールハイム(Thalheim)のセル工場で操業時間を短縮すると発表。5月29日には、米アリゾナ州グッドイヤーの太陽電池モジュール工場を閉鎖し、従業員282人を解雇すると明らかにしていた。[労務][環境ニュース]
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