東京メトロは26日、住友商事および英国の鉄道・バス運行大手ゴーアヘッド・グループと共同で設立した事業会社「GTSレール・オペレーションズ」が、ロンドン地下鉄エリザベス線の運営業務を開始したと発表した。契約期間は7年。延長される場合、最長で9年となる。
エリザベス線は、故エリザベス女王の在位70周年を記念し、2023年5月に全線開通。全長は117キロメートルで、ロンドン西部のヒースロー空港から中心部を経由し、東部までの41駅を結ぶ。
事業開始に伴い、経営参画のため東京メトロから取締役1人をGTSに派遣。本事業にGTSのメンバーとして携わる社員2人を英国に駐在させる。東京メトロ本社では、現地との十分な連携確保のため、関係部門の役員・部長を委員とする委員会を設けた。
GTSには、ゴーアヘッドが65%、東京メトロと住友商事はそれぞれ17.5%を出資している。[日本企業の動向]
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