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ビオンテック、英国で投資 研究開発に最大10億ポンド

ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックは20日、英国での研究開発(R&D)に向こう10年間で最大10億ポンドを投資すると発表した。うち最大1億2,900万ポンドは英政府が支援することが決まっており、製薬企業への補助金としては過去最大規模となる。

ビオンテックは英国にR&Dセンターを2カ所新設する計画。1カ所目はケンブリッジで、腫瘍学、構造生物学、再生医学、ゲノミクスの研究を進める。これらの分野の専門家90人以上を採用する予定だ。2カ所目については具体案を詰めている段階としている。

また、ロンドンに英国本社を開設する方針で、傘下で企業向けの人工知能(AI)システム開発を手がける新興企業インスタディープ(InstaDeep)のAIハブも入居させる。

ビオンテックは2023年1月、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンによる免疫療法の臨床試験の加速に向けて、英政府と協力することで合意。30年末までに患者ごとに合わせたテーラーメード医療を最大1万人に提供する目標を打ち出したほか、英国でR&Dセンターやロンドン本社を開設する方針を明らかにしていた。[労務]


関連国・地域: 英国ドイツ
関連業種: 医療・医薬品化学マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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