英国の労働組合ユナイトは15日、ロンドン・ガトウィック空港の地上職員が計画していたストライキの一部について、決行を見送ると発表した。ただ、燃料補給サービス会社の従業員は予定通りハーフターム休暇中にストを決行することから、混乱が懸念される。
地上業務を請け負うレッド・ハンドリングの従業員約100人は、予定していた5月18、25日のスト決行を見送った。年金拠出金の支払い証明や条件付きのボーナス支給の確約をレッド・ハンドリング側から受け取ったため方針を転換したという。ただ予告していた6月1日のストについては組合員の投票によって決めると発表した。
一方で、燃料補給サービス会社レッド・ラインの従業員については、労使交渉がまとまらなかったことを受け、予告通り5月16~20日と23~27日の2回に分けて実施する。
BBC電子版によると、英格安航空大手イージージェットは「空港では緊急時の対応を実施する」として、予定通り運航できる見込みだとコメントした。イージージェットはガトウィック空港を国内最大のハブ空港としており、ストによる影響を最も受けるとみられていた。[労務]
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