日産自動車は10日、次世代運転支援システム「プロパイロット」を2027年から市販車に搭載すると発表した。人工知能(AI)を用いた自動運転システムを手がける英国の新興企業ウェイブ(Wayve)のソフトウエアを使う。ブルームバーグなどによると、ウェイブのソフトを量産車に用いる計画は今回が初めて。
新たな「プロパイロット」はカメラやライダー(LiDAR)、レーダーの使用に、ウェイブの「レベル2」(部分自動運転)に相当する先進運転支援技術を組み合わせる。これにより、日産は「最先端の衝突回避能力を備えた運転支援技術の新しい基準を確立する」とコメントしている。
ウェイブは2017年の設立。ドライバーや歩行者の動き、外的要因などによって引き起こされる予測が難しい事態にも対応できる自動運転システムのプラットフォームを開発している。24年5月にはソフトバンクが主導するラウンドで、10億5,000万ドルを調達した。[日本企業の動向]
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