• 印刷する

英中銀、政策金利4.5%維持 2会合ぶり据え置き=動向監視へ

英中銀イングランド銀行は20日、前日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利を4.5%に維持することを決めたと発表した。据え置きは2会合ぶり。中銀は、米国の輸入関税により経済と世界貿易の見通しが一段と不透明化しており、世界経済と国内経済の動向を監視すると説明した。

議事録によると、金利の据え置きは金融政策委員9人のうちベイリー総裁を含む8人が支持したが、残りの1人は0.25ポイントの利下げを主張した。

ベイリー総裁は、「インフレを低水準で安定させること」が中銀の仕事だとした上で、「今は経済の先行き不透明感が強い」と指摘した。一方で、金利は依然として「徐々に低下する軌道にある」と考えているとコメントした。

1月のインフレ率は3%と、前月の2.5%から加速。過去10カ月で最高水準となったことを受け、イングランド銀が今回の会合で追加利下げを見送る可能性が高まっていた。同行はエネルギー高を背景にインフレ率が第3四半期(7~9月)には3.75%前後に加速するものの、その後は減速に転じるとみている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン