スペインの金融最大手バンコ・サンタンデールは19日、英国内支店の4分の1に当たる95支店を閉鎖すると発表した。オンラインバンキングの利用増加に伴うもので、750人が失職する恐れがある。
支店閉鎖は6月から開始する。これにより、英国内の支店数は444カ所から349カ所に減少する。併せて、36支店で営業時間を短縮するほか、18支店で窓口業務を廃止する。一方で、地域サービス維持策として「コミュニティーバンカー」95人を配置し、図書館などの公共施設で週1回の訪問サービスを提供する方針。
影響を受ける従業員については、他部署への異動提案なども行うとしているが、750人の削減が見込まれる。
同行によると、オンラインバンキングの取引件数は2019年以降63%増加し、支店窓口での取引は61%減少した。口座開設手続きも2割超がオンラインだという。[労務]
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