ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツカー部門ポルシェは12日、2024年12月通期の営業利益が56億4,000万ユーロとなり、前期比22.6%減少したと発表した。中国市場での販売数の低迷が響いた。同社は併せて、29年までに約1,900人の人員削減を行うと明らかにした。
売上高は400億8,000万ユーロと、前年から1.1%減少。営業利益率は14.1%と、1年前を3.9ポイント下回っている。
販売台数は31万718台で、前年から3%縮小。香港を含む中国では大きく28.2%減り、5万6,887台だった。一方、足元のドイツは3万5,858台と、10.6%増加。その他欧州では8.1%、北米は0.6%上向いた。
ポルシェは25年について、営業利益率が10~12%になると予想。売上高は390億~400億ユーロになると見込んでいる。[労務]
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