衣料品・靴を中心とする独オンライン通販大手のザランド(Zalando)は、2024年通期のEBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)が5億1,110万ユーロとなり、前期比46%増加したと発表した。アクティブカスタマー数は4.5%増加し、過去最高の5,180万人に達した。
売上高は4.2%増の105億7,250万ユーロ。特別損益を除くEBITベースの利益率は4.8%と、1年前から1.3ポイント上昇している。
第4四半期(2024年10~12月)に限ると、特別損益を除くEBITは2億1,850万ユーロで、前年同期比19.6%増加。売上高は8%増の32億9,950万ユーロだった。
同社は今年について、増収率が4~9%になると予想。特別損益を除くEBITは5億3,000万~5億9,000万ユーロに達すると見込んでいる。
■同業アバウトユーの株式9割取得
ザランドは同業アバウトユーの株式90%超を取得したことを明らかにした。今年1月下旬に株式公開買い付け(TOB)を開始していた。残りの株式については、強制売り渡し請求(スクイーズアウト)を実施すると明言している。ザランドは小規模なライバル社の買収を進め、事業規模を拡大する狙いだ。
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