ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手ティッセンクルップは6日、自動車テクノロジー部門の従業員を1,800人削減すると発表した。1億5,000万ユーロの経費削減策の一環。厳しい市場環境が続き、さらなるコストカットが必要だと説明している。
自動車テクノロジー部門の従業員数は2024年末時点で約3万1,000人。人員削減は「特に一定の給与上限を超えるポジションでの一時的な採用凍結」で進める。間接部門の人件費を売り上げの減少に合わせ調整する方針も示した。
経費削減策はほかに、資本的支出の見直しや運転資本の調整も含んでいる。自動車テクノロジー部門の受注は、24/25年第1四半期(24年10~12月)に前年同期比12%減少。売上高は10%縮小した。EBIT(利払い・税引き前利益、特別損益除く)は1,200万ユーロと、75%落ち込んでいる。[労務]
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