ドイツのタイヤ・自動車部品大手コンチネンタルは4日、2024年12月期の純利益が11億6,800万ユーロとなり、前期比1%増加したと発表した。コスト削減やメーカーとの価格交渉が奏功した。
売上高は4.1%減の397億1,900万ユーロ。自動車部門は4.3%減少。タイヤ部門は0.7%縮小している。
グループのEBIT(利払い・税引き前利益)は26億9,400万ユーロと、前期比6.6%増加。これをベースとする利益率は6.8%と、1年前から0.7ポイント上昇した。
同社は今年について、売上高が380億~410億ユーロに、EBIT(利払い・税引き前利益)ベースの利益率が6.5~7.5%程度になるとの見通しを示した。
オラフ・シック最高財務責任者(CFO)はトランプ米政権の通商政策を念頭に「今年も市場からの追い風は期待できない」と述べ、経費削減策を継続していく姿勢を示した。
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