• 印刷する

ベルリンの交通機関でスト=11日の団交前に

ドイツの統一サービス産業労組ヴェルディ(Verdi)は10日、ベルリン交通局(BVG)で働く従業員の賃上げを求めて警告ストライキを実施した。BVGが運行するバスや地下鉄、路面電車が運休した。従業員は「BVGは欧州最大の地方運輸会社であるにもかかわらず、給与は全国でほぼ最下位だ」と主張し、賃上げ交渉を続ける構えを見せている。

労組はBVGとの団体交渉で、月750ユーロの賃上げや300ユーロの乗務・交代シフト手当のほか、月給1カ月分のクリスマスボーナス支給などを求めている。1月31日の第2回交渉でも求める回答は得られず、今月11日の第3回交渉に向け、ストで圧力を強める狙い。

労組によると、2021年以降の物価上昇率は19%に達しているが、同年以降のBVGの賃金上昇率は4.5%にとどまる。労働協約期間を48カ月として賃金を段階的に15%引き上げるとするBVGの案に対しては、労組は近年のインフレを相殺できていないと反発している。

団交の対象となる従業員は約1万6,000人。BVGは労組要求を全て受け入れた場合、年間約2億5,000万ユーロのコスト増になると試算している。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 運輸雇用・労務社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

民生用の車部品事業を売却へ ラインメタル、軍事分野に集中(12/19)

BNP、メルセデスのリース部門買収へ交渉(12/19)

下院、520億ユーロの防衛装備品購入を承認(12/19)

印刷機ハイデルベルガー、防衛事業拡大へ(12/19)

エンジンのドイツ、非常電源フレルクを買収(12/19)

ドイツ銀、決済システムのウィーロを導入(12/19)

トレードリパブリック、評価額125億ユーロ(12/19)

ドイツテレコム、詐欺電話の警告機能を導入(12/19)

スロベニア鉄道、車両購入契約=1億ユーロ(12/18)

石油化学プラントに政府支援 イネオス、500人の雇用維持(12/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン