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R・ロイス、政府と契約 原潜向け原子炉受注=90億ポンド

英国の航空エンジン大手ロールス・ロイスは24日、英政府と原子力潜水艦向けの原子炉を巡る契約を結んだと発表した。受注額は90億ポンドで、契約期間は8年間。開発から設計、製造、保守サービスまでを一貫して請け負う契約で、国内で1,000人の雇用が創出されるほか、4,000人の雇用を支えることが可能になる見通しだ。

政府は今回の契約について、既存の複数の契約を一つにまとめることで4億ポンド以上のコスト削減につながると説明。また、英国の安全保障の強化と経済成長を促すことができるとしている。

英国と米国、オーストラリアは2023年3月、3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づき、オーストラリアに原子力潜水艦を配備することで合意。英国で次世代原子力潜水艦の開発を行い、オーストラリアに技術移転する計画となっている。英国防省はこれに向け、航空・防衛大手BAEシステムズに開発を発注。原子炉はロールス・ロイスから調達することを決めた。

BAEは現在、イングランド北部カンブリア州のバロウインファーネス(Barrow-in-Furness)で、バンガード級弾道ミサイル原子力潜水艦の後継となるドレッドノート級潜水艦4隻の建造を進める。原子炉はイングランド中部ダービーのロールス・ロイスの工場で組み立てられる。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: その他製造マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

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