• 印刷する

ロンドン3空港の拡張承認へ 英政府、経済活性化目指す

英政府は近く、ロンドン3空港の拡張計画を承認する見込みだ。対象はヒースロー空港とガトウィック空港、ルートン空港の各プロジェクトで、経済活性化と航空セクターの長期的な成長の確保が目的。リーブス財務相が来週にも発表する経済成長計画の中で明言する可能性がある。BBC電子版などが21日報じた。

プロジェクトはそれぞれ◇ヒースロー空港の第3滑走路新設◇ガトウィック空港北滑走路の日常的利用◇ルートン空港の第2ターミナル新設――。これらの計画はこれまで、環境・騒音に対する懸念や地元住民の反対、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)などにより承認に至っていなかった。

フィナンシャル・タイムズは政府関係者の話として、ガトウィック空港の拡張計画は確実に承認され、ルートン空港についても承認される可能性が高いと報道。ただ、ヒースロー空港の滑走路拡張については、ロンドンのカーン市長が環境に対する懸念からかねて計画に反対しているほか、空港を運営するヒースロー・エアポートのトーマス・ウォルドバイ最高経営責任者(CEO)も政府に対し「明確な指針」を求めるなど不透明な状況となっている。

各プロジェクトが実現した場合、旅客数が大幅に増加し、数十億ポンド規模の経済効果や数万人規模の雇用創出が見込まれる。


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、対米交渉妥結に意欲 19日のEU首脳会議までに(05/02)

金融HSBC、タッカー会長が年内退任へ(05/02)

【欧州航空・鉄道論】ユーロスター独占に風穴あけるか 鉄道大国イタリアから来た挑戦者(05/02)

スマート蓄電アイウェル、2700万ユーロ調達(05/02)

ネーションワイド住宅価格、8カ月ぶり低下(05/02)

ロイズ銀、第1四半期は7%減益(05/02)

国際決済新興ナブロ、4100万ドル調達(05/02)

英軍、イエメン空爆=米と共同(05/02)

高級車アストン、赤字縮小 米国への出荷数制限=関税対策で(05/01)

金融バークレイズ、第1四半期は20%増益(05/01)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン