ロールス・ロイス、工場拡張　３億ポンド投入＝需要増に対応

ドイツの高級車大手ＢＭＷ傘下の超高級車メーカー、英ロールス・ロイス・モーター・カーズは８日、イングランド南部ウエストサセックス州のグッドウッド本社工場の拡張に３億ポンド超を投じると発表した。富裕層によるニーズが高まる中、生産能力を拡大させる構えだ。

工場拡張により、顧客が求める複雑で付加価値の高い注文に対応するとともに、ガソリンエンジン車から電気自動車（ＥＶ）への移行を段階的に進める計画だ。

ロールス・ロイスは2024年に計5,712台を納車。特に北米や欧州向けが好調で、過去３番目の年間販売台数を記録している。

グッドウッド本社工場は03年に操業開始。当初は従業員300人ほどだったが、現在では2,500人超を雇用する。生産能力についても、当初は１日当たり１台だったが、現在では最大28台までに拡大している。