ドイツのタイヤ・自動車部品大手コンチネンタルは6日、米半導体大手エヌビディア、自動運転技術を手がける米シリコンバレーのスタートアップ企業オーロラ・イノベーションと、長期戦略的パートナーシップを締結したと発表した。エヌビディアの自動運転車向け次世代チップ「ドライブ・トール(Thor)」と自動運転車用基本ソフト(OS)「エヌビディア・ドライブOS」を搭載したトラックの量産化に取り組む。
コンチネンタルとオーロラはかねて、米自動車技術者協会(SAE)の定める「レベル4」(高度自動運転)に対応する自動運転システム「オーロラ・ドライバー」用のハードウエアの量産を、2027年に開始する計画を進めている。コンチネンタルは、このシステムにエヌビディアのチップとOSを統合し、オーロラ・ドライバーのメインコンピューターを強化すると説明している。
公道での無人運転に向けたオーロラ・ドライバーの検証プロセスは現在最終段階にある。オーロラは今年4月に米テキサス州で無人トラック輸送サービスの開始を予定している。
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