• 印刷する

HSBC、経営陣刷新 新体制で地政学的リスク分散

英国の金融大手HSBCホールディングスは5日、来年1月の組織改編に合わせた新人事を発表した。9月に就任したジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)は組織体制や経営陣の刷新を進めており、この一環となる。

1月からの新体制では、中国と欧米諸国の対立が深まっていることを踏まえ、リスク分散のために銀行業務を東西に分割する。英国と香港の両事業を部門として独立させるほか、「国際富裕層・プレミアバンキング部門(IWPB)」と「法人・機関銀行部門(CIB)」を新設。IWPBは英国と香港以外のプレミアバンキング、プライベートバンキング、資産運用、保険の各事業で構成され、CIBには両地域以外の商業銀行業務や投資銀行業務が含まれる。

これに伴い、グローバル・プライベート・バンキング&ウェルス部門の最高経営責任者(CEO)を務めるアナベル・スプリング氏が退任する。後任にはガブリエル・カステロ氏が選ばれている。

香港事業で要職を歴任したマシュー・ギンズバーグ氏は、25年3月に離職することが決まった。

新設されるIWPBのトップにはバリー・オブライエン氏が指名されたほか、CIBは米国事業のトップを務めてきたマイケル・ロバート氏が率いることになる。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

英中銀、金利据え置き 物価の高止まり懸念(12/20)

首相、防衛費目標を維持=NATO要求受け(12/20)

欧州新車登録台数、11月は2%減少(12/20)

タイタニック号の造船所、スペイン社が救済(12/20)

N・グリッド、送電網に350億ポンド投資(12/20)

トータス、日曜紙オブザーバーの買収で合意(12/20)

BA、夏季も一部欠航=エンジン納入遅延で(12/20)

高技能移民、英労働者より公共財政に貢献(12/20)

ヒースロー空港、機能向上へ 改修に23億ポンド投資=2年計画(12/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン