• 印刷する

ティッセン、鉄鋼部門で1.1万人削減へ

ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手ティッセンクルップは25日、欧州鉄鋼部門ティッセンクルップ・スチール・ヨーロッパ(TKSE)で、2030年までに約1万1,000人の人員削減を計画していると発表した。アジアでの競合台頭や電力価格高騰といった厳しい状況が続く中、数年間で人件費を平均1割削減することで競争力あるコスト水準の実現を図る。

TKSEは、生産と管理部門で30年末までに約5,000人を削減する。さらに、事業売却や外部サービス業者への業務移管を通じ、約6,000人を削減する方針だ。従業員数は現在の2万7,000人から1万6,000人に減少することになる。

TKSEのデニス・グリム最高経営責任者(CEO)は「生産ネットワークとプロセスの包括的な最適化は、未来に適応するために不可欠だ」と述べ、「競争力強化のため、今後数年間で多くの人員を削減する必要がある」と説明した。

同社は、新たな事業戦略で「市場状況に合わせた調整」として、生産能力を従来の1,150万トンから将来の出荷目標である870万~900万トンに引き下げると発表した。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 鉄鋼・金属雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

ドイツ鉄道、新CEO決定 地域部門トップが昇格(09/23)

ポルシェ、EV計画を見直し=ICEに注力(09/23)

EV充電インフラ、半数の自治体が未導入(09/23)

ザルツギッター、グリーン鉄への転換を延期(09/23)

ユニパー、西部の石炭火力4号機を売却(09/23)

シチズンマシナリー、独子会社の新本社建設(09/23)

ドイツ人の不安、生活費高騰がトップ=調査(09/23)

ドイツチケット、63ユーロに 州運輸相が合意、値上げほぼ確定(09/22)

カナダのネオ、エストニアの磁石工場開設(09/22)

商用車ダイムラー、防衛事業で米社と提携(09/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン