欧州自動車工業会(ACEA)は21日、10月の欧州31カ国の新車登録台数が104万1,672台となり、前年同月比0.1%増加したと発表した。主要5カ国ではドイツとスペインが1年前を上回り、全体では7月以来のプラスとなった。
31カ国に含まれるのは、欧州連合(EU)27カ国と欧州自由貿易連合(EFTA)3カ国、英国。
主要5カ国では、ドイツが6%増の23万1,992台。英国は6%減の14万4,288台、フランスは11.1%減の13万5,529台、イタリアは9.1%減の12万6,570台、スペインは7.2%増の8万3,472台だった。
31カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手のドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループは12.6%増の29万3,327台。欧米ステランティスは16.7%減の15万346台、フランスのルノー・グループは0.4%減の10万2,737台だった。ドイツのBMWグループは0.8%増の7万6,886台、メルセデス・ベンツ・グループ(旧ダイムラー)は2.6%増の5万7,832台となっている。
日本車ではトヨタ自動車(レクサス含む)が13.7%増の8万5,587台。日産自動車は8%減の2万782台、マツダは12.8%減の1万2,412台だった。ホンダは10.4%減の5,223台、三菱自動車は8.6%増の4,063台となっている。韓国の現代自動車グループは7.5%減の8万2,840台だった。
1~10月の累計では31カ国全体で前年同期比0.9%増の1,082万1,299台だった。
EUで見ると、10月の新車登録台数は前年同月比1.1%増の86万6,397台となっている。
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