英国の金融大手バークレイズは24日、第3四半期(7~9月)の純利益が15億6,400万ポンドとなり、前年同期比23%増加したと発表した。利下げペースが予想されていたよりも緩やかだったことに加え、投資部門の好調さが利益を押し上げた。
税引き前利益は18%増の22億3,200万ポンド。国内部門は9億2,400万ポンドと21%増えた。コーポレート部門は3%、投資部門は2%それぞれ増加している。
グループの業務粗利益は65億4,700万ポンドと5%伸びた。バーゼル3全面適用時の普通株式等ティア1レシオ(自己資本比率)は、6月末時点で13.8%だった。
同社は通期の純利益を110憶ポンド超とし、約110億ポンドだった従来予想を引き上げた。また、2024年中に10億ポンドのコスト削減を計画。26年までにさらに10億ポンドの縮小を目指す。ティア1レシオは今年13~14%になるとの予想を維持している。
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