英国のスーパー最大手テスコは3日、上半期(8月24日までの26週間)の営業利益(特別損益除く)が16億4,900万ポンドとなり、前年同期比15.6%増加したと発表した。コスト削減や値下げが奏功した。
売上高(ガソリン・VAT除く)は3.5%増の314億6,300万ポンド。小売部門は既存店・恒常為替レートベースで2.9%増加し、うち足元の英国・アイルランドは実質3.1%、中欧は0.6%それぞれ伸びた。金融部門テスコ・バンクの売上高は5億1,900万ポンドだった。
ケン・マーフィー最高経営責任者(CEO)は、数千品目もの商品を値下げし、サプライヤーや生産者と協力して860以上の商品を改良したと説明。顧客満足度は向上し続けており、より良い商品とサービスの提供に継続して注力するとしている。
テスコは通期について、小売部門の特別損益を除く営業利益が29億ポンドになるとし、従来予想から1億ポンド上方修正。同部門のキャッシュフローは14億~18億ポンドを見込んでいる。
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