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商用車トラトン、29年に利益率最大11%に

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の商用車部門トラトン(Traton)・グループは1日、5年後の財務目標を発表した。営業利益率を今年度の見通しの8~9%から2029年までに9~11%に引き上げることを目指す。

同社はこのほか、29年までに売上高を20~40%拡大するとともに、純金融負債を完済する目標も打ち出している。

トラトンは、車両の電動化により、販売台数に占めるバッテリー式電動トラックの比率を高めることが、財務目標の達成を促すとみている。同社のクリスチャン・レビン最高経営責任者(CEO)は、「当社の各ブランドは商用車の電動化に投資することにより、未来に通用する製品ポートフォリオを構築してきた」と話す。

同社はまた、主力の北米市場でのシェア拡大に向け、同事業の効率化に取り組むとしている。その第一歩として、1日付で米国事業ナビスターを「インターナショナル・モーターズ」に改称した。ナビスターの旧称「インターナショナル・ハーベスター」にちなんだ新ブランド名により、「ルーツを取り戻す」狙いだ。


関連国・地域: ドイツ米国
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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