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アズダ所有者、経営から退く 後任は未定=共同CEOが経営へ

英国のスーパー大手アズダは18日、オーナーのモフシン・イッサ氏が経営から退くと発表した。後任が決まるまで、スチュアート・ローズ会長と筆頭株主のプライベートエクイティ(PE)企業TDRキャピタルのパートナーのロブ・ハトレル氏が共同で最高経営責任者(CEO)として経営に当たる。

モフシン氏は弟のズベール氏と共にアズダを共同保有する。これまで、コンビニエンス型ストアの導入やロイヤルティープログラムの開発などを進めてきた。モフシン氏は現在、ガソリンスタンド運営などを手がける英小売大手EGグループのCEOを務めており、アズダでは今後は非常勤取締役となる。

アズダは格安スーパーやオンラインスーパーとの競争激化で市場シェアを落としている。ローズ会長は8月、英紙テレグラフとのインタビューで、「モフシン氏はアズダでは仕事を終えた」と発言。今後は小売業界での経験が豊富かつフルタイムで経営に携わることができる人材をトップに迎え入れるべきとの考えを示していた。

アズダはスーパー業界ではテスコ、セインズベリーに次ぐ3位。米国の小売最大手ウォルマートの完全子会社だったが、2020年にイッサ兄弟が共同で買収した。イッサ兄弟はTDRキャピタルとEGグループの共同創業者でもある。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 小売り・卸売り雇用・労務

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