• 印刷する

排水からグリーン水素生産へ ウェールズ社、地元大学と提携

ガスパイプライン網の運営を手がける英国のウェールズ&ウエスト・ユーティリティーズ(WWU)は、産業排水を原料とするグリーン水素の生産プロジェクトを開発すると発表した。英国の水素機器メーカー、ハイドロスター(HydroStar)およびウェールズのカーディフ大学と提携し、2025年3月までに電解槽の試作品を完成させることを目指す。

このプロジェクトでは、ハイドロスターが開発する電解槽「ネクストジェン(NextGen)」を用い、雨水のほか、微小プラスチックや重金属で汚染された廃水を原料にグリーン水素を生産することを目指す。

グリーン水素の生産では通常、純度の高い水が原料とされるため、電力消費量の多い水の純化装置が必要となり、電力や水の供給システムに負担がかかる。このプロジェクトでは、汚染物質の除去技術と低炭素の水素生産プロセスを組み合わせることにより、こうした障壁を解消し、顧客に安価なグリーン水素を提供できるという。

ハイドロスターは「ネクストジェン」の開発に向け、エネルギー業界の監督機関Ofgem傘下の戦略的革新基金から支援を受けている。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: 化学電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

「スターマー降ろし」画策か 保健相「事実無根」=政権に亀裂(11/13)

マイクロソフト、ポルトガル拠点に大型投資(11/13)

電力SSE、330億ポンドの投資計画を発表(11/13)

NHS、人員整理で年10億ポンド節減へ(11/13)

SMFL、英陸上風力に参画=一部株を取得(11/13)

日本精工、英北東部の生産撤退で協議開始(11/13)

スーパー売上高、直近4週間は3.2%増加(11/13)

携帯電話ボーダフォン、上半期は14%減益(11/13)

イネオス、欧州委に調査要求 化学品10品目にダンピングの疑い(11/12)

ニュークレオ、米で原子炉開発=英計画断念(11/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン